プログラミング初心者/小学生におすすめの無料講座


プログラミングを習わせるために、現在、講座受講を検討しているという方、これからプログラミングを始めたいと思っているお子さんは、いきなり有料講座を受講するよりも、まずは無料講座を利用してみてはいかがでしょうか?手始めに、プログラミングに対する子供のレベルを知る、興味の度合いを知るためには、なんといっても無料講座の利用がおススメです。


親が始めさせたい、子供が始めて見たいと思っていても、決められた講座を定期的に受講するというのは親子ともに負担が大きいものです。無料講座なら、子供の「やってみたい!」という気持ちが大きくなったときに、受講することができます。


無料講座はほとんどの場合、初心者向けのコースが含まれています。また、初級コースからステップアップして行けば、最終的に上級コースまでたどり着けるという講座もあります。お子さんがハマれば、無料講座を利用してどんどん学習の幅を広げてくれる可能性もありますね。


こちらでは、小学生向けのプログラミング無料講座を紹介しています。





Tech Kids School・はじめてのプログラミング講座


サイバーエージェントが運営しているプログラミングスクール【Tech Kids School】が、初心者向けプログラミングレクチャー動画「はじめてのプログラミング講座」無料で公開しています。



無料動画では、Tech Kids School講師のはせけん先生がわかりやすくお話をしてくれます。


公開されている動画は下記の4つのパートです。
Part0「ゲーム開発の準備をしよう!」
Part1「敵の動きを作ろう!」
Part2「主人公の動きを作ろう!」
Part3「ゲームを改造しよう!」


「プログラミングってなんだろう」という解説から、実際にプログラミング学習ソフトScratch(スクラッチ)を活用した簡単なゲーム作りを通してプログラミングの基礎となる、順次実行、条件分岐、繰り返し等の概念を学ぶという構成となっています。


Part0のイントロが5分程度、後の3パートは10分前後と、無得ようどうかとしてはなかなかのボリュームと濃い内容です。


動画を見ながら一緒に進めて行った方が、スムーズにできます。パソコン2台ある方は、一台で動画を再生しながらもう一台で操作するか、タブレットで動画を再生しながら、パソコンで操作するとよいでしょう。Scratchの画面が小さくなるスマホは適しません。



初心者向けプログラミングレクチャー動画「はじめてのプログラミング講座」無償提供





embotプログラミング/無料でロボットプログラミング体験・低学年から高学年まで


Embotとは、NTTドコモが開発したロボット教材です。ダンボールと電子部品を組み合わせ、タブレットやスマートフォンでプログラム操作を学ぶという教材です。こちらの体験ドリルでは、ロボットを購入する必要はありません。


ドリルとアプリは無料。アプリ内のシミュレーター機能を使って、自分で考えて作ったプログラム通りにロボットが動くかを確認しながら、学習を進めていきます。ロボットは、動くだけなく、ライトが点滅したり、音が鳴ったりしますので、とてもかわいいですよ。


ロボットを使った教材は、低学年のうちからプログラミングに親しめるというメリットがありますが、こちらのドリルも小学校1年生から使用可能。もちろん高学年向けのドリルも準備されています。


embot プログラミング体験ドリル | embot for education

教育機関も導入しているプログラミング教育教材【embot】プログラミングおもちゃ





code.org/世界中の子供たちに向けた無料講座・幼稚園から高校生まで対応


Code.orgは、世界中の60,000,000万人の子供たちが、プログラミング学習に利用しているサイトです。


対象年齢は、幼稚園から高校まで。運営目的は、全ての子供たちが教育の一環としてコンピュータサイエンスを学ぶ機会を持つことで、なんと全てのコースが無料!


Microsoft、Facebook、Amazon、Infosys Foundation、Googleなどの大手IT企業によってサポートされています。運営元が米国ですが、日本語を選択すれば、日本語で表記されます。



小学校向けコンピュータ サイエンス入門として、小学校の低学年向けと小学校の中高学年向けのコースが合計6つ準備されています。

説明のビデオを視聴したり、実際にマウスで操作したりしながら、丁寧にコンピュータサイエンスを学んで行く構成になっています。

ビデオは子供向けにかわいくて面白く作られているのですが、残念ながら、英語+字幕で視聴しなければなりません。スピードも速く、字幕には容赦なく漢字が使用されています。こちらのコースを進めていくには親が付きっきりでサポートすることになってしまうかもしれません。




それよりも、下記のエクスプレスコースがおススメ。

入門エクスプレスコースは、二つ。




就学前エクスプレスは、マウスの操作、ドラックドロップの習得から始まります。




「説明を見る」をクリックして閲覧できる説明は英語表記です。いきなり始めても、一瞥しただけでわかるような構成になっていますので、「いますぐためす」をクリックして、いきなり受講した方がいいでしょう。





レッスン5の農夫と学ぶプログラミングです。ビジュアルプログラミングで、画面の上の説明に従って進めていくと自然とプログラミングが学べる構成になっています。







こちらは、エクスプレスコースのダンスパーティのコースの説明です。
コース説明は、音声は英語で字幕付きの動画か、動画の代わりにノートでも閲覧可能です。


細かい説明はなしにして、「いますぐためす」をクリックして、いきなり受講しても大丈夫です。



ダンスパーティーのステージ1の画面です。
画面の指示通りに進めていけば、事前とプログラミングが学べる構成になっています。
わからないことがあれば、画面の猫ちゃんの電球マークをクリックすれば、ヒントをもらえます。





1時間のチュートリアルHour of Code も用意されています。Code.orgのページのリンクから行くこともできますが、こちらのページから入ることをおススメします→Hour of Code。日本語でできるアクテビティのみが表示されるので、選びやすいです。


時々英語画面が表示されて、ドキドキしますが、基本英語が読めなくても受講できるコースがたくさんあります。細かくコースが区切られているので、疲れたら途中でやめることもできますし、面白いと思えば延々と続けることもできます。日を分けて取り組みたい場合は、プロジェクトを保存することも可能です。


Code.org




Kids Code Club/無料でオンライン指導も受講できる・ゲーム、アニメ、音楽など多彩なコースが魅力

Kids Code Club は、一般社団法人Kids Code Club (キッズコードクラブ)が運営するサイトです。


Kids Code Clubは、テクノロジー分野の本業を持つメンバーのプロボノ(職業上持っている知識やスキルを提供して社会貢献するボランティア活動)によって成り立っている非営利団体で、テクノロジー教育に関する情報発信や、ワークショップの運営、プログラミング学習アプリの開発・運営などを行っています。




こちらのサイトでは、30分でつくれる子供プログラミングレシピが、会員登録・インストール不要、しかも無料で利用できるのが特徴です。


画面右上のレシピの使い方を視聴したら、後は、自分の好みのコースを選択するだけ。コースが充実しているので、ScratchやMinecraft、ビスケットなど、使ってみたいプログラミング言語から選択したり、ゲーム、アニメ、音楽など、好みの内容から選択することもできます。



ひとりでやってもつまらない、わからないというお子さんには、参加費無料の”放課後プログラミングクラブ”がおススメ。”放課後プログラミングクラブ”は、平日の放課後の時間にオンラインで集まりプログラミングして遊ぶ、小中学生のためのプログラミングクラブです。Kids Code Clubの人気レシピの中から選択した課題を、スタッフ方と一緒につくってもらえます。





福岡市内全世帯に85万部配布されている福岡市政だよりでも紹介されています。

Kids Code Club



プログル/プログラミング教育指導が家庭でもできる!ドリル型教材


プログルは、児童が自分たちの力で取り組むことができる、 ドリル型の学習教材です。
先生の意見を取り入れて開発されたシンプルな画面構成で、誰でも簡単にプログラミング教育を実践できるのが特徴。


「授業をどう進めたら良いのかわからない」「使いやすい教材が見つからない」という先生の悩みを解決するためにつくられてサイトですので、同じ悩みを持ったお父さん、お母さんの悩みまで解決してくれます。わかりやすい課題が利用できることに加えて、実際に授業に使われた指導案が無料で閲覧できるのが特徴。


小学生のプログラミング教育に必要なのは、「プログラミング的思考力=コンピューターを使った課題解決能力」を身に付けること。プログラミングの技術や知識を身に付けることではありません。課題解決のために考えたり、試行錯誤していってもらうことが「プログラミング的思考」力の向上につながります。


「プログラミング的思考」力の向上に繋がるような細やかな指導、ステップを踏んだ学習は、教育の専門家でなければ、なかなか難しいところですが、このサイトで利用できる指導案を片手に課題を進めていけば、学習の流れがよくわかります。いくつかの課題を親子でクリアすれば、親には指導方法が身に付き、子供にはプログラミング的思考力が身に付けられるかもしれません。



プログルは、他のサイトに比較すると構成がシンプルなのがポイントです。



利用できるコースは、小学校5.6年生の算数5コースと理科1コース。




こちらは、多角形コースの画面です。かわいいロボットを画面の指示に従って動かしていきます。ロボットの描く軌跡が多角形になるという仕組みです。


指導案はこちら→正多角形と円周の長さ(指導案
こちらのコースでは、「順次処理」「繰り返し」を身につけることができます。


対象学年は小学校5・6年生ということですが、もう少し下の学年からも取り掛かれそうな気がします。お子さんと相談しながら進めてみてください。


理科は教材キットが必要ですが、算数の方は思い立ったらすぐに始められます。登録、ダウンロードなど一切不要。また、全コースの指導案が利用できます。所要時間は大体30分程度、長いものでも40~50分程度ですので、無理なく始められます。 コースが多すぎると選択に悩んだり、どこまでやったらいいのか不安になったりしますが、プログルは、とてもシンプルなので、ドリルのような印象を受けます。やった!できた!という達成感も味わえますので、是非試してみてくださいね。

プログル


プログラミングゼミ/プログラミング教育指導が家庭でもできる!大手IT企業無料提供のアプリ教材


プログラミングゼミ はブロックをつないでキャラクターを動かして遊ぶアプリです。
大手IT企業DeNAにより無料提供されています。


2014年から佐賀県や神奈川県の公立小学校の1〜3年生を対象に行ったプログラミング授業を通じて生まれました。子供たちの使用感を聞き、先生の意見を反映しているので、わかりやすく教えやすい教材となっています 。Google Play Best of 2020 の Personal Growth 部門を受賞。





自分で描いた絵で新しいアニメーションを作ったり、宝あつめをしたりするゲームで遊びながらプログラミングが学べます。



また、アプリを利用した指導案なども公開されています。先生に向けて公開されている指導案なので、指導のポイントがよくわかるように整理されています。



小学生のプログラミング教育に必要なのは、「プログラミング的思考力=コンピューターを使った課題解決能力」を身に付けること。プログラミングの技術や知識を身に付けることではありません。課題解決のために考えたり、試行錯誤していってもらうことが「プログラミング的思考」力の向上につながります。



「プログラミング的思考」力の向上に繋がるような細やかな指導、ステップを踏んだ学習は、教育の専門家でなければ、なかなか難しいところですが、このサイトで利用できる指導案を片手に課題を進めていけば、学習の流れがよくわかります。いくつかの課題を親子でクリアすれば、親には指導方法が身に付き、子供にはプログラミング的思考力が身に付けられられそうです。



DeNAは、CSR活動の次世代のIT支援として、2014年よりプログラミング教育を推進しています。自治体の支援、エンジニアによる直接指導や、学校現場でのニーズを踏まえてのアプリ開発など、IT企業ならではの視点で学校現場のサポートを行っています。そのサポートの一環として、プログラミング学習アプリ【プログラミングゼミ】の無料提供をしています。アプリ内の表記はひらがな、段階的に教えるための制限モードなど、低学年から高学年まで幅広く使えるのが特徴です。


プログラミングゼミ


地域の一般講座・小学生対象のプログラミング講座の利用


無料講座はオンラインタイプのみで、対面タイプの無料講座はないというわけではありません。我が家の場合、学校から配られる紹介パンフレットで無料講座情報を得ました。小学生対象のプログラミング講座は、近くの公民館や科学博物館、ちょっとだけ遠い(片道一時間くらい)の大学などで開講されていました。


インターネットで申込可能な場合もありますが、はがきで申し込み後抽選、電話で先着順などの方法を取っている場合もあるので、少し手間がかかります。プログラミングの講座は人気のようで、抽選に外れることもありました。特に夏休みや冬休みなどの長期休みに開講されている講座は大人気でした。


ちなみに初めてうちの子が受講したのはビジュアルプログラミング講座です。初心者歓迎の初級講座。半日コース。無料でした。受講者が、準備するのはパソコン一台。保護者同伴での参加です。使用したプログラミング言語はScratchです。インストールなど、Scratchを使える環境を整えるところから丁寧に教えてもらえました。最終的には、基本的な操作を習って、自分の思った通りに画面上の猫ちゃんをいろいろと動かすことができるようになりました。


中学生・高校生のお姉さんが教えてくれたので、楽しい雰囲気でとても楽しかったようです。


うちの子の場合、無料講座受講がきっかけとなってプログラミングやパソコンに興味を持つようになったので、受講して良かったと思っています。これを機に、子供に専用パソコンを準備することになりました。今ではそのパソコンを使って、Scratchで自分オリジナルのゲームを作成したりしています。



地域の公民館や博物館などでは、一般講座として、小学生対象のプログラミング講座を開講していることが多いようです。費用はたいてい無料~数百円程度。ロボットなどの教材を利用する場合は、実費のみ負担という場合が多いようです。営利目的ではないので、勧誘などもなく、しかも費用は無料か激安。
興味のあるお子さんはおススメ。興味のないお子さんも受講してみたら、プログラミングに興味を持つきっかけになるかもしれません。


ただし、自分から探しに行かないと開講情報がゲットできないというのが難点です。



お近くに公民館などがあれば、直接来館してパンフレットや掲示物を確認されるか、公式HPでも講座が紹介されていると思います。検索ワードで、小学生のプログラミング無料講座を打ち込んでも、なかなか引っかかってこないと思いますので、”○○公民館”で検索の上、開講講座一覧などから探してみてると見つかることもあります。お得な無料講座、是非探してみてくださいね。





最後に

小学校の頃から、本格的なプログラミングスキルを身につけておけば、アプリを開発したり、プログラマーになってゲームを開発したりするなど、将来の活躍の幅を広げてくれるでしょう。


お子さんがプログラミングを始めたばかりのころは、無料講座を利用してプログラミング学習をすることが可能です。こちらで紹介したサイトや講座など、是非利用してみてください。

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