小学生の想像力と発想力を活かして表現力を伸ばす!読書感想文の書き方



読書感想文は本を読んで理解し、自分の考えをまとめ、それを人に伝えるという作業。読解力や要約力、論理力など様々な力が鍛えられる勉強法なんだそうです。そのために、よくある感想文の書き方として、書き始めに「なぜこの本を選んだか」「どうしてこの本がおもしろそうだと思ったか」などを加える、物語の大まかなあらすじを書くという方法もあるようです。確かに、こういう手順を踏むと要点をまとめるという練習になるかもしれませんね。


しかし、私が読書感想文で子どもから引き出したいと思ったのは、「想像力」「発想力」「表現力」。


本来、子どもとは、大人が思ってもみないような角度から物を見て、いろんな想像をしたり、いろんな発想を思いついたりします。でも、そんなバラエティーに富んだ感想を制限字数でまとめなさいと言われても……子どもだって大変ですよね。かといって、いわゆる“模範的な感想文”を書くために、大人の意見が反映されてしまうと子どもの視点が失われたつまらない感想文になってしまいます。


自由な子どもの感想を引き出すため、さらにそれを整理するために、どうしようかと悩んでいた時に思い出したのが、以前受講したファシリテーターのための社外研修でした。


ちなみにファシリテーターとは、『会議の円滑な遂行を促す人』。


会議っていろんな人がいるので、いろんな意見が出すぎたり、逆に意見がでなくて困るということがありますが、そんな中、制限時間内に結論を出すために、円滑な会議進行をサポートする人のことをファシリテーターと言います。ちなみに、ファシリテーターは、会議で意見は述べないので、結論の内容に関与することはありません。あくまで、会議進行を促す人に徹します。


子どもが読書感想文を書く時は、親がファシリテーターとなってサポートします。


こちらのページでは、私がファシリテーターの研修で習ったことをもとに、子どもの「想像」する力と「発想」する力を活かし、その子の個性を「表現」する感想文を書く方法について考えています。



こちらのページは以下のメニューとなっています。

小学生の読書感想文の書き方【概要】小さなステップで、たくさんの達成感と充実感が味わえる
小学生☆読書感想文を書くために最適な手順【実践編】
小学生の読書感想文の書き方【コツ】子どもの意見を大切にすれば、伝える意欲が高くなる!
小学生の読書感想文の書き方☆子どもの感想をまとめるのはやっぱり大変!
小学生の読書感想文の書き方【まとめ】


ファシリテーターとは?wiki



小学生の読書感想文の書き方【概要】小さなステップで、たくさんの達成感と充実感が味わえる



夏休みの宿題「読書感想文」。
うちの子は本が大大大――好きなのに、感想文を書くとなるとげんなり。私も子どものころ嫌いでした。規定枚数を稼ぐためだけに無駄なことをぐだぐだ書いて原稿用紙を埋めていました。しかし、改めて考えてみるとイヤイヤやるのはちょっと残念。本が大好きなんだから、少しでも楽しくやってほしいですよね。


自分のことを思い返してみると、一番嫌だったのは、原稿用紙を見て「こんなにたくさんのマスをを文章で埋めないとダメなのか~」とうんざりしたことを覚えています。


この方法では、いきなりまとまった文章を書かせるのではなく、感想文を書く過程を小さなステップに区切ります(合計8ステップ)。


今日は、ステップ2までとか、疲れたからこのステップで終わりにしようとか、子どもの気持ちに合わせて進めていくことができます。そして、ステップごとにゴールが設定されているので、何度も達成感や充実感を感じることができます。


ちなみに、この方法では、メモ用紙を使って感想をまとめていきます。いきなり原稿用紙に書いてしまったりすると、後で修正するのが大変になってきますよね。消しゴムを使って消して書き直したり、最悪の場合は最初から書き直したりすることになるかもしれません。しかし、メモ用紙なら、再グループ化したり、優先順序を入れ替えたりもしやすいので、あーでもない、こーでもないと試行錯誤しながらまとめていくことがあまり苦痛になりません。



さらに、メモ用紙を使うと自由に書くことができる(字数の制約がない)ので、書くことへの抵抗が少なく、一言でも書けばOKなので、1枚の用紙を埋めたという達成感をたくさん積み重ねることができます。また、用紙の枚数が増えていくことで、内容が増えていくことが目で確認できます。うちの子も、用紙の枚数が増えてくると、なんだか安心だったり、達成感がでたりするようです。



しなくてもいい苦労は避け、自分の考えをまとめることに専念しつつ、たくさんの達成感を積み重ねながら、「感想文完成」という最終ゴールに到達します。


実践編はこちらです→小学生が読書感想文を書くために最適な手順【実践編】
ご興味を持たれた方、是非お試しください。



【追記】
こちらで用いたアイデアの整理整頓の方法は、細かいところに差異はあるかもしれませんが、KJ法に似ています。


ファシリテーターの研修では、KJ法として受講したわけではないのですが、KJ法は、企業研修や学校教育、各種のワークショップなど様々な場面で広く用いられているそうなので、こちらでも応用されていたのかもしれません。


KJ法とは、東京工業大学名誉教授の川喜田二郎先生(イニシャルのKawakita JiroでKJ法です)が大量に出たアイデアやデータを整理整頓するために考案した手法で、その詳細は著作にまとめられています。


整理整頓術に興味のある方は是非一度お読みください。私もうちの子が高校生になったら紹介しようと思っています。



続・発想法 KJ法の展開と応用 (全2巻)



小学生が読書感想文を書くために最適な手順【実践編】


「小学生の読書感想文の書き方【概要】小さなステップで、たくさんの達成感と充実感が味わえる」では、読書感想文を書くための方法の概要を説明しました。

こちらでは、実践編として読書感想文を書くための手順をまとめています。



手順は大きく分けて8段階です。


1. 本を選ぶ

感想文を書くときに一番大事なのは、本の選び方。
楽しい感想文を書くためには、絶対にお気に入りの本を選んでもらいましょう。これだと感想文が書きやすそうとか、親も読んだことあるから指導しやすいとか、課題図書だからとか、短くて読むのが楽そうだから、などなど、いろいろあるかもしれませんが、大人の都合で選んでしまうとおもしろい感想文は書けません。


課題で提出する場合、漫画や図鑑はダメとか、辞書はダメとか最低限の条件はあります。考慮するのは最低限の条件のみ。必ず子どもに好きな本を選んでもらいましょう。




2. 本を読む

本を選んだら、読んでもらいます。読んだことのある本なら、ここのステップは飛ばせます。うちの場合は、いつも読んだことある本を選んでいました。



3. 面白いところ、気になったところに付箋を貼る。

本を読み終えたら、面白いところ、気になった場面、気に入った登場人物など、なんでもいいので印象が残ったと思うところに付箋を貼ります。


読書感想文のことを考えて、付箋が多いと大変そうだなとか、心配することはありません。そして、子どもはたいてい気にしません。自由にじゃんじゃん貼ってもらいましょう!貼るかどうしようか迷った場合は、貼っておくことをお勧めします。


あらかじめ番号を書いたものを貼ってもよいのですが、追加があった場合、付箋の順序が前後すると後で見返したいときに、場所が見つからなくて、少し手間がかかります。そして、子どもってたいてい追加が出てきます。


もし、余裕があるなら好きな場面、人、セリフ、など分類分けして付箋の色を変えておくと後でちょっと楽になります。どこにも分類できないものがでてきたら、その他、の項目を作ってくださいね。細かいことにこだわる必要はありません。




4. 付箋に番号を付けて、分類する。

付箋に番号をつけましょう。
付箋を色分けした人は、色ごとに番号をつけましょう。


うちの子の場合は、こんな感じになります↓

基本、本が大好きなので、たくさんの場面を気に入ったり、いろんな登場人物に注目したりしています。


注目した場面は、黄色。
注目したセリフは、青色。
注目した人物には、オレンジ色をつけています。

ここから、分類分けが始まります。
白雪姫を例にして以下の説明を行いますね。


人物①~、セリフA~、場面I~ に分類します(上の写真のように、すでに付箋で色分けしている人は、このステップが省略できます)。



① 7人の小人たち
② 王妃(継母)
③ 王(白雪姫のお父さん)


A) 王→(白雪姫を見て)「なんときれいな姫だろう」
B) 王→「新しい妃を迎えよう」
C) 小人たち→「ハイホーハイホー仕事が好き!」


I. 家の中は、なにもかもが小さく、きれいだった。小さな食卓があり、その上には小さな皿が七つと、小さなナイフとフォークが七本あった。壁ぎわには、小さなベッドが七個並んでいた。
II. 継母王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは?」と聞いたため、白雪姫がまだ生きている事がわかってしまった。
III. 継母王妃は白雪姫を殺そうと毒リンゴを作った。
IV. 継母王妃はリンゴ売りに化けて白雪姫に食べさせた。
V. 白雪姫は帰ってきた小人たちに発見された。小人たちは、目を覚まさない白雪姫を見て、泣いて悲しんだ。





5. 付箋の番号に従って、“メモ”を作成していく。

付箋の番号に従って、なぜこの人物、セリフ、場面を選んだか、選んだ理由を書いていきます。“メモ”の作成です。
例えば、こんな感じ↓


ルーズリーフやレポート用紙など、裏紙でもなんでもいいのですが、ノートではなく、切り離しができる紙に書きましょう。


詳しく書けるなら詳しく書いてもいいですし、簡単に書いておいて、後で付け足しても構いません。


子どもに字を小さく書かせるのは大変なので、大きな紙に伸び伸び書いてもらうのがおすすめです。後で、追加がでるかもしれないので、余白があった方がいいと思います。また、間違えても消しゴムで消さないで、取り消し線だけ引いて、追加していった方がいいです。消すのが大変ですし、消したところに、本当に気持ちが隠れていたりすることもあります。


子どもなので、選んだものの「理由がよくわからない」ってこともあるかもしれません。


そんな時、うちの場合は、
☑ どんな気持ちになった?その理由は?
☑ 好きか嫌いか、その理由?
☑ 自分だったらどう思う?(自分との比較)
☑ 友達、自分の兄弟姉妹などだったらどうすると思う?(身近な人との比較)
☑ 似たような体験があった?(自分の体験)


など、具体的に質問してあげると「あっ!」と思い出してくれたりします。


お母さんお父さんはこう思うよとか、この部分気になったよ、とか助け舟を出してあげるものいいですね。


選んだ理由を忘れてしまったら、貼っている付箋をたどってすぐに読み返すことができます(この時に、付箋が順番通りになっていた方が探しやすいです)。



6. “メモ”の内容をグループ化

メモの内容を見ながら、同じもの同士、近いもの同士をまとめていきます。
作業としては、“メモ”の紙を束ねていくことになります。


下記のように、同じ感想、似たような感想を持ったものグループ化します。


グループ(1)
① 小人たち→好き
I. 家の中は、なにもかもが小さく、きれいだった……→小人はきれい好き。小さな食器が並んでいるところを想像するとカワイイ。住んでみたい。
V. 白雪姫は帰ってきた小人たちに発見された……→優しい小人たち、友達になりた
い。
C) 「ハイホーハイホー仕事が好き!」→働き者でえらい。


グループ(2)
② 王妃(継母)→嫌い。
II. 継母王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは?」と聞いたため、白雪姫がまだ生きている事がわかってしまった。→自分がきれいであることばかり気にしている。執念深い。
III. 継母王妃は白雪姫を殺そうと毒リンゴを作った。→何度も白雪姫を殺そうとして、恐ろしい。


グループ(3)
③王(白雪姫のお父さん)→あまり登場しない
A) (白雪姫を見て)「なんときれいな姫だろう」→白雪姫が生まれて喜んでいる
B) 「新しい妃を迎えよう」→白雪姫がかわいそう
IV. 継母王妃はリンゴ売りに化けて白雪姫に食べさせた。→白雪姫が大変なのに何をしているのか気になる。


(1)は小人の性格やお家に注目(2)は王妃が嫌いになる理由、恐ろしい性格に注目(3)は、お父さんの気持ちに注目したグループですね。



人物やセリフなど、せっかく分類していたのに、ここでまぜこぜになるじゃないかと思われる方もいるかと思いますが、分類されていた方が、後々わかりやすいです。


7. グループ間でランクづけ。

以上で、グループ(1)~(3)ができました。次はグループ間の比較です。
同じグループの中には、場面とか、人とか、セリフなどが混ざっていると思いますが、どれに一番注目したのか、一番印象に残っている“メモ”を選んでもらいます。これが、グループの「核」となります。



例えば、グループ(1)では、I. 家の中は、なにもかもが小さく、きれいだった…の内容を「核」として選んだとします。グループ(2)は、②王妃(継母)を「核」として選びました。


そして、核グループリーダーごとに比較します。一番注目している核はどれでしょう。例では、②王妃(継母)に注目しています。そして、一番注目をしている核があるグループが一番上のランクになります。





8. ランクが上のものから順番に感想をまとめていく
最後は、ランクが上のものから、感想をまとめていきます。




例えば、一番上位のグループ(2)は、②王妃(継母)を「核」として選びました。するとこのグループは、王妃(継母)という人物に注目しているということになります。そうすると、書き出しは、「私は、この物語の登場人物で一番嫌いな人は…………」となります。中身は、同じグループ内にあるメモ、IIとIIIをまとめた内容、例えば「自分が一番きれいであることばかりいつも気にしていて……何度も白雪姫を殺そうと……執念深いから………」などになります。



このように、ランク付けしている通り、一番好きな人(セリフ)は……、二番目に好きなのは……、でまとめていきます。






小学生の読書感想文の書き方【コツ】子どもの意見を大切にすれば、伝える意欲が高くなる!


この方法を使うときに大切にしたいことは、子どもが思った感想をすべて拾い上げることです。子どもにとってみたら、いっぱい感想があっていいんだ!どんな感想をもってもいいんだ!という満足感につながります。「なるほど!」「面白い意見だね!」なんて声がけしてあげたら、本当にどんどんどんどん感想があふれてきます。



子どもの意見って重複が結構あって、同じような感想が何度も出てきますが、「それはさっきも言ったでしょ?」なんて否定的な言葉をかける必要はありません。あとで整理してまとめるので、全く問題ないのです。常にポジティブな言葉をかけてあげれば、子どものやる気がどんどんアップします。



ファシリテーター研修でも、意見がたくさん出せるような雰囲気づくりを行うこと、たくさんの意見が出たとしても、できるだけみんなの意見を反映することが重要だと教わりました。例えば、AさんとBさんが同じような意見だったとしたら、先に意見を述べたAさんの意見だけを採用するのではなくて、AさんとBさんの意見の両方を取り上げ、最終的にまとめることで両方の意見が採用されたことになります。違った意見だったら難しい場合もありますが、落としどころを見つけたり、話し合うことで考え直してもらったりして、みんなが納得する結論を出すために努力することはできるはずです。



つまり、結論を出す過程では、私も意見を言った、私も話し合いに参加した、私の意見も採用された、という満足感が重要。なぜなら、それが、結論に対する満足感とつながるからです。基本は、大人も子どもも同じ。自分の意見を聞いてくれたらうれしいし、採用してくれたらもっとうれしい、もっといっぱい意見を出そうと思うのが、ごくごく当たり前の感情です。



この方法を使って、ランキングが上位のものから感想をまとめていくと指定枚数(たいてい原稿用紙3枚くらいです)にすぐ到達してしまうと思います。
すべての意見が反映できずに、正確には、ランキングで下位の感想は省略することになるかもしれませんが、ランクづけしたのは、子ども自身。他の人に言われて、下位にしたものではありません。そこにも自分の意見が反映されているのです。


原稿用紙に書ききれない場合は、この意見はどうしようって親子で相談してください。うちの子の場合、下位のものはあっさり「省略」って言っています。






子どもの感想をまとめるのはやっぱり大変!


いいところばかりのように書いてきましたが、この方法にはちょっと大変な点があります。すでにお気づきの方も多いかもしれせんが、こちらにまとめてました。


デメリット①時間がかかる
この方法は、ちょっと時間がかかります。子どもの場合、まず一日や二日では無理です。
うちの場合は、日に1時間か2時間くらいを目安にして実践していました。


小学生が読書感想文を書くために最適な手順【実践編】の1~3ステップに1日、4~5ステップに1日、6~7ステップに1日、8ステップに1日。そして、最後に原稿用紙の清書に1日。といった具合に勧めていました。


そして、これらの1日1時間か2時間の作業で、頑張って考えている子どもはヘロヘロになります。低学年の時は、【実践編】6ステップ以降は、お手伝いしたり、励ましたりしないとなかなか一人で仕上げるのは難しかったです。


連続して毎日1、2時間ということではなく、小刻みにして少しずつ進めていく方法でも大丈夫ですので、お子さんのペースに合わせてやってみてくださいね。



デメリット②予測不可能の感想文になるかも。
この方法の欠点は、子どもに自由にさせてしまうため、終着点がわからなくなること、つまり、感想文の「締めくくり」どうしよう?ってことになりやすいことです。


例えば、白雪姫の場合、正直に子どものメインの感想をまとめたら、「王妃(継母)って怖くていじわるで、嫌い」「白雪姫が大変なのに、お父さん(王様)は何やってんだ?」「騙される白雪姫って賢くないな~」「なんで出会ってすぐに結婚するなんてどうかしてる。私なら、小人たちと暮らしたい!」となるかもしれません。ちなみに、これは、私が子どものころ友達と話し合ったときの感想です。ひねくれものの子どもたちですね。類は友を呼びます(笑)。脈絡なし、バラバラ、模範的な感想なし、で、終着点がみつかりません。


まとまらなかったら、「面白かったので、友達(or お父さんお母さんetc.)に勧めたいです。」「私だったら〇〇〇したいです」「○○さんがどう思うか聞きたいです」というふうに、まとめの常套句に頼ることになるかもしれませんね。


我が家では、賞をもらったり、定番の感想文を書いてもらったりすることが目的ではないので、自由にまとめています。というか、まとまってなくても、面白ければ良しということであまり気にしていません。
最後はきれいまとめたいという方、参考にならなくてすみません。





【まとめ】


小学生が読書感想文を書くために最適な手順【実践編】では長々と説明してしまいましたが、読書感想文を書く手順を要約すると以下のようになります。

本を選んで読む

印象に残った部分を選ぶ

選んだ部分をグループ分け

各グループの中から核を選ぶ

核同士を比較する(核のランク=グループのランク)

ランキングの順に従って、核を中心にグループ内の意見をまとめる。


この方法を使えば、ほとんどの重複をうまく整理することができます。まとめ方が少々間違っていても細かいことは気にしなくても大丈夫。子どもの意見、満足感を優先してまとめたらよいと思います。


まとめるのに困ったら、グループ代表の「核」を振り返ってください。子どもが注目している「核」となる感想は、結構強いです。強い意見(感想)があれば、それを中心に自然にまとまってきます。「核」は、話し合いをまとめる時のグループリーダーのような役目をしています。


子どもの自由な感想をまとめたら、「優等生」とはかけ離れた感想文になるかもしれません。
子どもの感想は、たくさん出すぎて収拾がつかなくなりそうですが、よくよく見ると重複が結構あって、同じような感想が何度も出てきます。白雪姫の例では、わかりやすくするために、省略しましたが、実際には、「継母王妃→嫌い」に分類される感想は物語のなかで何度も出てきますよね。



実際に、この方法を使って、うちの子が感想文をまとめたときは、選んだ本が、謎解きミステリーものだったにも関わらず、物語の途中で出てきたおもしろい仕掛けトイレとか、隠し部屋にものすごい興味を示したため、「僕も作りたい!!」というなんだか工作とか建築とかいった、あれ?謎解きどこにいったのかな?というものすごく脱線した感想になってしまいました。もちろん、賞なんてとれていません。


ただ、「お約束」に縛られた枠の中にこだわると、そのようなフォーマットの中で期待に応えてしまう「優等生」ぽい文章になってつまらなかったと思います。それより、うちの子が、どうやらモノづくりに興味があるらしいことがわかってよかったと思います。


子どもって正直なので、ときどき、爆笑ものの感想なんかもでてきます。そのまま書いてもらったら、親子のいい思い出になりますし、長い目でみたら、自分の想像力と発想力を信じ、それを表現するというよい訓練になると思います。


賞なんて二の次でそれよりも楽しい思い出を!という考えに賛同していただける方、是非お試しください。