小学生が話す力と聞く力をアップさせるための環境づくり・充実した学校生活を送るために大切な5つのこと


コミュニケーション能力の基本は、「聞く力」「話す力」。


話すことと聞くことは日常的に行っているものですが、ただ単に、聞くだけ、話すだけでは意味がありません。生きていくうえで身につけたいのは、コミュニケーション能力としての力、聞いて『理解する力』、話して『伝える力』です。さらに、相手の気持ちを “察する力”も身につけなければなりません。


漢字や語彙、読解力の能力は家庭だけでもある程度のところまで伸ばすことができます。しかし、聞く力、話す力を伸ばすためには、家庭だけでは限界があります。ある程度の言葉の知識をつけたら、あとは、実践でコミュニケーション能力を磨いていくしかありません。


多くの子どもたちにとって、コミュニケーション実践の場は、「学校」「友達」。


そこで、子どもたちに学校が楽しい!毎日が楽しい!と思ってもらうために、我が家で行っている方法を紹介します。そのうち、プレゼンテーション能力とか傾聴力とか求められてくるんでしょうけど、難しいことは後に回して、まずは、小学生らしく自分らしく学校に楽しく通ってもらえたら、それがコミュニケーション能力の基礎になる!というのが我が家の考え方です。


先生やお友達との楽しい学校生活を送ったという経験は、社会に出てからも、様々な人と円滑な関係を築いていくための足掛かりとなります。小学生は、最初の大切な第一歩です。


こちらのページでは、小学生が充実した学校生活を送るために大切な5つのことについて紹介しています。当たり前のことしか書いてないかもしれませんが、当たり前すぎて普段忘れていることをもう一度意識付けるきっかけになってくれたらうれしいです。





小学生が充実した学校生活のためには規則正しい生活をプレゼント


入学説明会の小学校の先生のお話がすごくためになりましたので、紹介します。

先生によると、入学前につけておいてほしい習慣は、
1. 朝ごはん
2. 朝のお通じ
3. 早寝

の三つだそうです。


先生のご経験からすると、1~2年生の子どもが元気がない原因は、この三つのどれかである場合がほとんどとのこと。もう少し、上級生になるとお友達関係で悩むことが出てくるらしいですが、「低学年のうちは、たいていのことは一晩で忘れます」と教えてくださいました。
 

確かに先生のお話はごもっとも。大人になって実感するのは、規則正しい生活というのは、身体の健康にも精神衛生上にも良い効果があるということです。子どもだって、おなかがすいていたら、おなかがはっていたら、眠かったら、お友達と楽しく遊べません。先生のお話も聞けません。


規則正しい生活習慣は、楽しい学校生活につながり、そして将来的には楽しい人生を送るための基礎となりますね。小さいうちに、親が子どもにしてあげられる大きなプレゼントとなりそうです。先生の言葉で再認識させていただきました。


我が家は小学校の間は、8時半から9時までに就寝。朝トイレと朝ごはんの習慣もつけています。






子どもに学校は楽しいと教えてあげる


入学説明会での目からうろこの先生のお話です。


「“小学校では、○○をしたら、先生に怒られるよ。○○できなかったら、困るよ。○○だったら、みんなに笑われるよ。”と教えるのはやめてください。学校は怖いところではありません。楽しいところです。」


小学校に入ったら○○したら、ダメというは、就学前の親がついついしてしまう間違った声がけなんだそうです。先生に教えていただくまで、私も同じ間違いをしていました。


「お子さんを心配するあまりこういう言葉がでるのはわかりますが、新一年生が学校のきまりがわからないのは当たり前です、これから、慣れていけばいい。お勉強は、これから習って覚えたらいい。おトイレで失敗しても替えのパンツを学校で準備しています。お子さんには、わからないことや困ったことがあったら、いつでも『先生に助けて』って言うように声がけしてください。」


先生は怒る人ではなくて、助けてくれる人なんですね。心強い!この説明会を機に、小学校では、○○したら……という言葉は一切やめました。そして、入学してから、先生の言葉は本当だということがわかりました。学習の指導はもちろんですが、それ以外の面でも、ケアをしてくださいました。特に、1,2年生の時は手厚かったです。例えば、給食、嫌いなものは、本人なりに努力すればよし、少しでも食べられるよう応援してくださいました。水たまりで転んだ時は、着替えを貸してくださいました。ここには書ききれないほどたくさんありますが、何かあったときは、相談すれば、必ず対応してくださいました。



実際に入学してから感じたことですが、私たちの小さいころと比較すると、先生方のサポート体制が充実していると思います。そして、クラスによって、勉強面、生活面指導の方法などの違いも少なく、先生方の方針のすり合わせ、目線合わせなどもされているのではないかと感じます。


また、地域差もあるのかもしれませんが、少なくともうちの子の学校では、持ち物や服装など、個性が尊重されていると感じる場面が多く、個々の違いに対する寛容さが高くなっていると思います。


先生のおかげで、入学前からも入学してからも学校を嫌いにならずにすみました。


今の学校は優しすぎるなんていう年配の方のお言葉を聞いたことがありますが、今の方が親としてはありがたいです。私たち親世代だと、先生怖かったから、学校心配っていう方も多いと思いますが、今のご時世、そんなに心配しなくても大丈夫なのかもしれません。


地域差もあるかもしれませんので、親としては、ママ友たちからの情報収集をして、事前の対策をしておいた方が万全の態勢で臨めるかもしれませんね。


学校に対する第一印象、スタートダッシュって本当に重要です。親は子どもに内緒で情報収集。あくまでも子どもには、学校って楽しくていいねっていう前向きな声がけをお勧めします。






挨拶の大切さを教えてあげる


コミュニケーションの基本は挨拶。たった一言の挨拶ができれば、人間関係はスムーズになります。逆にたった一言がないだけで、ギクシャクしてしまうこともありますよね。


重要な基本となる挨拶。楽しい学校生活のためにぜひ挨拶をする子になってほしいと思います。


しかし、たった一言なのに、意外とできないうちの子。恥ずかしいのか、他のことに気を取られているのか聞いてみてもはっきり教えてくれません。


学校の先生に相談したら、「あれ?学校では、よくできてますよ!」とのこと。


よくよく注意してみたら、挨拶を返さないのは、ご近所さま。ご近所様に挨拶されるとなんだかニヤニヤしています。話しかけられると答えるんですが。お友達とかお友達のお母さんには、手を振ったり、「おーい!!」と声をかけたりしています。合図はできるのに、挨拶ができないなんて?「こんにちは」が照れくさい年ごろなんでしょうか?機会があれば、挨拶の大切さをちょっとずつ伝えていました。



すると、なんとそのうち、挨拶してくれるようになりましたよ!!
はにかみながら、ちょっと小さめの声ですが、「おはようございます」「こんにちは」が言えるようになりました!!やっぱりちょっと恥ずかしかったみたいですね。

無理強いしない程度に、挨拶の大切さを伝えていくことをお勧めします。







子どもの聞く姿勢を育てよう


うちの子がそうなのか子どもってそうなのかわかりませんが、自分が他人からどう見らえているかってあまり気にしていません。

話しかけても真面目に聞いてない素振り。本当に聞いているのか心配になることがあります。


「聞いてるの?」との問いかけに
「聞いてるよー」と答えます。


しかし、目はあさっての方を向いていたり、何か作業をしながらだったり、、、これは、相手に対して不安を与えてしまいますし、印象が悪いですよね。


みんな自分の話をしっかり聞いてくれて、受け答えしてくれる人を好きになります。それは、相手に話を聞いてもらえることがうれしいからです。しかし、うちの子の場合は、お友達や先生に嫌われてしまうかもしれないと少し心配になるような態度ですね。


そこで、目を見る、相槌を打つなどの聞いていますよーというのが相手にわかるように態度で示さなければ「話を聞く」ということにならないと伝えました。相手に聞いてもらえなかった場合(聞いてないように見えた場合)に自分がどんなに悲しい思いをするのかについて話したのは結構効き目があったように思います。


他人から見たときに自分がどう見えるか?客観的な「聞く姿勢」とはどんなものか子供に伝えることをおススメします。







日々の出来事を親子で共有しよう



小学生にとって最も大事なのは日々の出来事。毎日、楽しく過ごせているか目を配るためにもたくさんおしゃべりしましょう。子どもの日々の出来事の把握は親にとって、最重要任務と言えるかもしれません。
また、情報共有はコミュニケーションの基本。日ごろの積み重ねによって、聞く力・話す力もアップしていきます。


下記に、我が家の情報共有方法を紹介します。


学校での出来事

子どもが学校から帰ったら、今日あった出来事を話してくれるので、親としてはいつも聞くのを楽しみにしています。うちの子は、おおざっぱなので「今日も楽しかった!」とか「体育で跳び箱した!●段跳べた!」とか、すごく簡潔なことが多いですが。


それでも、たまーに長く話してくれることがあります。珍しくてうれしいのですが、聞いても全くわからない!!ってことがあります。


うちの子がそうなのか、子ども全般的にそうなのかわかりませんが、“主語述語を明らかに”、“筋道を立てて”、話すことができていません。そして、自分が知っていることはみんな知っているという前提で話すので、背景や人間関係がわからない場合はさっぱりわからんーとなります。
 

筋道を立ててわかりやすく話すのがちょっと難しい時は、時系列で「誰」が「どうした」のかを話すようにしてもらっています。そうすると、いらない情報まで付加してくれてしまうので、だんだん収拾がつかなくなってくることもあります。今までのことは「こういうことになるね」という中間のまとめをいれたり、必要な背景情報をこちらから聞いたりしながら、全容をつかみます。


ちょっと時間がかかって大変な時もありますが、重要な話が隠れていることもあり、トラブルの未然解決にもつながるかもしれないので、頑張って把握していました。


高学年になるとずいぶん聞く力・話す力がついてきて、スムーズになってきました。


いろんな子とおしゃべり

学校には、いろんな子がいます。
自分の意見を言うのが恥ずかしいとか、たくさんのお友達とお話しするのは苦手とか、逆に目立ちたい、おしゃべり大好き、とか……。趣味やスケジュールだっていろいろです。自分が大好きなスポーツでもそれに興味がない子もいたり、塾が忙しくてなかなか一緒に遊べない子がいたり、……すべてがお友達と一緒なわけはありません。


そういうのもとっても大事。みんなが同じだったら、つまらないですよね。


いろいろと手探りで共通の話題を探したり、自分自身のことを話したりすることで、いろんな子と楽しく学校生活を過ごしてくれれば、親としてはとてもうれしく思います。


 最近、隣の席になった子。ものすごーくおとなしくて、ほとんどしゃべらないそうです。
「寂しい……」とのこと。


なんとか、共通で盛り上がれる楽しい話題はないかと考えたようです。親も一緒に考えました。好きな食べ物、兄弟、好きな科目、好きな漫画、好きなテレビ……。結果は、なんと不発。今までそんな経験がなかったうちの子、ちょっとびっくりしたみたいです。


なんとか共通の話題を探して仲良くなるって、大人だって苦労しますよね。これもいい経験になったと思います。めげずにこれからも、頑張ってほしいと思います。



人間関係トラブルの対処法

低学年のうちはほとんどありませんが、学年が進むにつれ、人間関係のトラブルが増えてくるようです。


反対意見もあると思いますが、私は、コミュニケーション能力は、自分の個性を大事にしつつ、周りと“円滑”な関係を築く「処世術」のひとつだと思っています。“円滑”は、その言葉の通り「滑らかで引っかかるところのないさま」です。どうしても相性が悪い人がいるのなら、その人にも自分にもちょうどいい距離感を保てばいいと思います。「みんな仲良く」という理想にとらわれてつらい思いをすることはありません。理想とする“良好”な状態を目指せない場合は、自分にとって心地いい立ち位置を探し、無理せず“円滑”な状態を目指せばよいと思うのです。


しかし、“円滑”と言葉でいうのは簡単でも、実践するのはかなり難しいもの 。というのもこれを実践するには、超~高度なコミュニケーション能力が必要だからです。大人だって大変です。ちなみに、私はうまくできません……長々云々書いておいてできんのかい!!って思われた方、すみません。


なので、子どもにも、なかなかいいアドバイスができませんが、一緒に悩んだり、共感したり、解決方法を探したりしています。

「それは、すごく嫌だったね。気持ちわかるよ。」
「○○されるのは、嫌だからやめてと言ってみたら?」
「○○君と二人だけで遊ぶのはやめて、○○ちゃんも誘ってみたら?」


それから、相手の気持ちを想像した場合の話をしたりします。
「○○ちゃんはこの時、○○って思ったんじゃない?」


そして、最後は、いつでも味方だから、困ったことがあったら教えてね。一緒に解決しようということを伝えています。

これからも、悩むことは増えていくと思いますが、こればっかりは仕方がないですよね。一緒に頑張っていきたいと思います。



家族会議

月に一回くらい家族会議をしています。会議と言っても堅苦しいものではなく、「今月の目標はみんなでドーナツを食べることです」とか、「今月は○○ちゃんのお誕生日です。目標は、○○へ出かけることにしましょう」「今月は○○という本を読みたいです」などという楽しい目標について話し合う、ゆるい会議です。


会議はゆるいんですが、目標を話し合うことで、子どもが日ごろ考えていることや困っていることがわかったりすることがあります。


子どもが今月の目標は、「二重跳びができるようになる」にすると言い出したことがありました。クラスではできるようになった子もいるんだとか。ああ、できなくていやだったんだということがわかります。
 読みたい本を聞いてみるとクラスで戦国武将が流行っていることがわかったりします。

 
目標は、次回の会議でできたかどうか振り返りを行うため、ゆるい目標であっても達成のために真面目に話し合います。ドーナツは誰が、いつ、どこで買ってくるか?
二重跳びをできるようになるには、どうしたらよいか?お父さんとお母さんはどうやって練習したか?ほしいもののおねだりの場合は、お父さんと交渉っぽいこともしてもらいます。


楽しくて、家族で話す機会もできる「家族会議」おススメですよ。
書記は、子どもにしてもらっています。もしかしたら、書く力にもつながるかもしれないですね。