小学生が身に付けるべきインターネット上の情報の閲覧/検索スキルとは?


小学校学習指導要領(文部科学省)によると、小学生で学ぶべきパソコンの基本操作は、合計8つ。
普段パソコンを使っている人だったらできる基本操作です(小学校でのパソコン、プログラミング・身に付けるべきスキルとは?)。


インターネット上の情報の閲覧と検索スキルについては、その3番めと6番目に記載されています。

【小学生で学ぶべきパソコンの基本操作】
1) 学習活動を円滑に進めるために必要な程度の速さでのキーボードなどによる文字の入力(=タイピング
2) 電子ファイルの保存・整理
3) インターネット上の情報の閲覧
4) 電子的な情報の送受信や共有など(=メールの基本操作)
5) 文章を編集したり図表を作成したりする学習活動
6) 様々な方法で情報を収集して調べたり比較したりする学習活動
7) 情報手段を使った情報の共有や協働的な学習活動
8) 情報手段を適切に活用して調べたものをまとめたり発表したりする学習活動


インターネットと言えば、情報閲覧と検索。ビジネスで必要な情報も、日常で気になることも、インターネット検索すれば、解決することがいっぱいです。しかし、その反面、情報が多すぎて答えになかなかたどり着けない、信憑性がいまひとつ、なんてということもよくありますね。


小学生としてはどんなことができるようになればよいのでしょうか?


こちらでは、小学生に身に付けておいてほしいインターネット上の情報の閲覧/検索スキルについて紹介しています。



小学生が身に付けるべきインターネット上の情報の閲覧/検索スキルとは?


インターネットで必ず行う情報閲覧と検索。小学生としてはどんなことができるようになればよいのでしょうか?


まず、文部科学省の「教育の情報化に関する手引」(文部科学省)を参考に調べました。


「教育の情報化に関する手引」は、今回の学習指導要領の改訂に対応して作成された、先生や学校など指導者側がみる手引きです。情報教育の目標となる「情報活用能力」とは具体的にどのような能力であるのか、またそれらの能力を子どもたちに身に付けさせるために何をすればよいのかについて解説されています。こちらの資料では、児童生徒の発達段階をイメージして5 つの段階で示されています。


小学生では、ステップ3まで。

ステップ1 (小学校低学年):記載なし
ステップ 2 (小学校中学年):インターネット上の情報の閲覧・検索
ステップ 3 (小学校高学年):電子的な情報の送受信やAND、ORなどの論理演算子を用いた検索


「教育の情報化に関する手引」作成検討会の会議資料 によると、
【インターネット上の情報の閲覧】
3年生では、“リンク先を意識してWEBページを閲覧できる”
4年生では、“URLを入力し必要なページを表示できる”
5年生では、”地図や航空写真、天気図等のデータを閲覧することができる”
6年生では、”統計資料などのWEB上のデータを利用することができる”

【インターネット上の情報の検索】
3年生では、“リンク集を使って情報を探すことができる”
4年生では、“複数のキーワードを使ってWEB検索ができる”
5年生では、“いろいろな検索サービスを用いて必要な情報を検索できる”
6年生では、“いくつかの方法で情報の信憑性を確かめることができる”


とされています。

情報の閲覧に関しては、小学生としては、信憑性の高いデータが公開されているページについて一通り知っておけばよいように思います。実際に学校でも、市や県のHPをみて、特産物や開催されるイベント、伝統行事の由来などを調べたりしているそうです。確かに、公的機関のHPなら安心ですね!


情報の検索に関しては、普段、私たちがやっていること行っている検索とほぼ同様のようです。


我が家では、楽しいページを探して“お気に入り”に追加したり、リンクからたどり着いて閲覧したりしています。おすすめのページはたくさんありますので、その一部を下記で紹介しています。また、我が家で行った検索の練習方法についても紹介しています。



小学生・おすすめの閲覧ページ


お家でも楽しいページを探して“お気に入り”に追加したり、リンクからたどり着いて閲覧したりしています。おすすめのページはたくさんありますが、その一部を紹介します。

リンク集からいろんなサイトへ【各府省のキッズページリンク集】


各府省のキッズページを集めたサイトです。
各府省へのリンク集なら、どこにたどり着いても安心ですね!どのページでも、子どものために各府省のお仕事をわかりやすく解説してくれています。


子どものお気に入り☆とても楽しい【財務省のキッズページ】


各府省のキッズページリンク集からたどり着いた【財務省のキッズページ】
うちの子が、各府省のキッズページの中から財務省のものが一番気に入りました。アニメやゲーム、Q&Aを通して、税金や財政のことについて楽しく学べるように工夫されています。



本格的な統計データが閲覧できる!【e-Stat】


各府省のキッズページリンク集からたどりつきましたが、キッズ用のページではありません。【e-Stat】は、日本政府が発表している統計データを全てまとめたサイト。キーワード検索で統計データを探すことができます。見た目がちょっと子どもには堅苦しい印象かもしれません。


実際に、【e-Stat】から、いろんな統計データを調べてみるとかなりおもしろいです。資料は大人向けに書かれているので、子どもにはちょっとかみ砕いて解説してあげるとおもしろいと喜んでくれますよ!


別のページで紹介している“子どもたちのインターネットの利用状況”のデータも、【e-Stat】を利用して調べたものです。キーワード検索したら、青少年のインターネットの利用率のデータにたどり着くことができました(令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(概要)(内閣府))。



子ども用の統計データが閲覧できるサイト【キッズすたっと】


キッズすたっと】は、子ども用の統計データが閲覧できるサイトです。お子さんが統計データをみるなら、こちらの方が親しみやすいかもしれませんね。小・中学生が、教科書にある言葉などから統計データを探すことができる統計データ検索サイトです。入力されたキーワードから統計データの候補を表示してくれます。地域で絞ったり、部教科から検索したりもできますよ。




空中写真・地理調査のデータが閲覧できる☆国土交通省【国土地理院のサイト】


国土地理院のサイトでは、国土地理院が整備した地図や年代別の空中写真などが見られます!


出典:「国土地理院の空中写真」より

2019年の東京です。皇居周辺。空から見たら、こんな感じになっているんですね。
ここまでなら、別にグーグルマップでもいいんですが、このサイトの面白いところは……


出典:「国土地理院の空中写真」より

こちら!同じ場所の昔の写真を見ることができることです。
この画像は、昭和11年の東京、上の画像と同じ場所。ずいぶん変わりましたね~。


特に主要都市のデータは充実しているようです。いろんな年代の地図が閲覧できますよ。


もちろん、自分が住んでいるところの空中写真も見ることができます!住所で検索できるので、結構簡単に見つかります。それから、自分が住んでいるところが昔どんなだったかとか写真で比較できてとっても面白いです。


昔と今の写真を比較する以外にも、地図を切って断面積をみたり、昔の古~い地図をみたり、いろいろと地図で遊べます。


うちの子の場合は、まだ閲覧にそんなに慣れてないので、見たい情報を表示するのに最初苦労しましたが、それもなかなかよい練習になりました。得られる情報が面白いと子どもも頑張ってくれるようです。


子どもの学ぶ力を応援してくれるサイト【パナソニックキッズスクール】


パナソニックキッズスクールは、未来の主役になる子ども達が"夢や未来"の可能性を発見し、自発的な興味・関心に基づいて、自ら学び、生きる力を身につけることを応援する次世代プログラムの総称です。



ふしぎの図書室では、光、熱、地震など、自然や科学に関するさまざま現象が子どもにも分かりやすく解説されています。



電気のページです。どのページもやさしい手書き風のイラスト付き。
わかりやすくて、とっても楽しい。



タイムマシン作戦では、1900年頃から2000年頃までの、くらしの変化と家電の歴史の関わりについて学ぶことができます。



新なんでも実験室では、家庭でも簡単に集められる身近な物を使った 工作・実験が紹介されています。空気法や風車など、うちの子が喜ぶ実験がいっぱい。


その他、ここには書ききれないほど、楽しいページがいっぱいです。エネルギーやエコなどについても学べるのもPanasonicならではですね!楽しくて、勉強になるページです。是非お子さんと閲覧してくださいね。

小学生が身に付けるべき情報収集のスキルとは?キーワード検索


ビジネスで必要な情報も、日常で気になることも、まずはググる。そうやって解決することがいっぱいです。しかし、その反面、情報が多すぎて答えになかなかたどり着けない、信憑性がいまひとつ、なんてということもよくありますね。


情報収集と言えば、「キーワード検索」。短時間で知りたい情報を正確に見つけるためにはキーワード検索は重要です。また、あらかじめ信頼性の高いサイトを記憶しておくのも近道になります。


Yahoo!きっずなどの子ども向けの検索エンジンでは、子どもに有害な情報が含まれていないかを事前に確認してから表示するという独自の仕組みを取り入れています。最初に開かれるページとして設定しておくとよいでしょう。さらに、フィルタリングサービスを利用し、子どもにとって有害なWebサイトをブロックしておけば、さらに安心ですね。


私もインターネットを使い始めた頃より、断然今の方が検索力が上がっています。何度も繰り返して検索することによって、正しい情報を見分けることができるようになってきたのだろうと思いますが、まさに習うより慣れろというとことでしょうか?。小学生にもたくさんの経験を積んでもらうことが重要だと思います。


小学生にも知っておいてほしいインターネットでの情報収集に関するの最低限の基礎知識を箇条書きにしました。

〇検索エンジンには、YahooやGoogle、Bingなど代表的なものがある
〇検索ボックスに文章を入力するのではなく、単語だけを入力する
〇複数の単語を入力した方が、よりほしい答えにたどり着ける
〇デフォルトでは、アンドAND検索になっているが、オアOR検索で「いずれかのキーワードを含む」検索ができる
〇一部を忘れてしまったときは、分からない部分に「*」を代わりに入れる
〇除外したいキーワードの前に「-」を入れる
〇完全一致を検索するときは、“○○○”を使う


たいていの小学生は検索が大好きなので、基本の操作さえ教えてあげれば、自分でどんどん検索していってくれると思います。


例にもれずうちの子も検索が大好きです。


うちの子にとって気になるのはお天気。お外で遊べるかどうかはとても重要です。お天気は、気象庁のページが一番信頼性が高いことを伝えました。


好きな漫画の人気キャラも気になります。「漫画タイトル 人気 キャラ ランキング」で検索。いろんなページがでていて、結果がバラバラ。ジャンプ 人気投票っていれるとジャンプ公式の人気投票結果が見れるよ~。


学校の宿題も辞書で調べてわからなかったことも、インターネットで検索してくれるようになりました。この前は、旧暦の月名の由来を調べて学校に提出。検索ワードは、「古い 月名 由来」を使ったそうです。


最初は時間がかかっていた検索もスピードアップしてきました。検索していくうちにどんどん上手になってきているようです。



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「教育の情報化に関する手引」(文部科学省)
「教育の情報化に関する手引」作成検討会の会議資料 (文部科学省)