家庭でできる 文字がグングン上手になる小学生の硬筆練習法


小学校に上がると本格的に勉強が始まります。しっかりと文字を書く練習をしたり、書く量も増えてきます。書くことは勉強の基本で、ここでつまずいてしまうと、勉強自体が嫌いになってしまうので、スタートはとても肝心です。


我が家では、小学校に上がったときにスムーズに勉強に取り組めるよう、ちょっと工夫して文字を書く練習をしました。その結果、2年生で硬筆書初めで賞状をもらうまで上達しました。


このページでは、小学校に上がったときに実際に我が家で取り組んだ方法についてご紹介したいと思います。



きれいな字を上手に書くためには、道具選びが大切


小学校の先生より、先生から「 子供たちには2Bの鉛筆を使用してください」とお話がありました。もし可能なら、 1年生は4B鉛筆を使った方がよいとのことでした。また、1年生になってから、消しゴムで書いたものを消す負担がとても大きいことを知りました。 子供は、消しゴムを使うのが下手で消せません。それなのに、一文字書き忘れてマスがずれ、全てを消さなくてはならなくなるなんてことはよくあります。我が子のために、親が消してあげたりすることもありました。見た目よりも消しやすいのが一番。 消しゴムは使い勝手重視で選ぶことをおススメします。



うちの子が通っている小学校の書写の授業では、きれいな字が書けるようになる「かきかたえんぴつ」を使っています。こちらの学校指定鉛筆は、一般的な鉛筆とほぼ同じ長さで、芯の硬度は4B、芯の太さは一般的な鉛筆よりも太い直径約4mmとなります。「文字をきれいに書く」訓練をするには、「とめ・はね・はらい」をより意識することができる「かきかたえんぴつ」が最適とのことでした。


書き心地が良いということで、うちの子のお気に入り。書初めでなくても普段の字の練習でもこちらの鉛筆ばかり使っていました。芯の柔らかさや、濃さは低学年向けだと思います。うちの子は2年か3年生くらいまで使っていました。


太芯4B 硬筆書写用かきかた鉛筆 銀軸鉛筆




子供がやる気になる字の練習方法とは?


小学一年生もゴールデンウィークを開けて、学校に慣れてきたころに宿題が出るようになります。親に言われるより、先生に言われた方が子供って頑張って勉強しますね。うちの子の場合、だいたい一日1ページくらいのペースで文字の練習の宿題がでました。一年生の最初のころは、まだまだ筆圧も弱くて字の形もとれていません。先生は、多すぎず少なすぎず適度な分量でお直しもしてくれます。赤のペンが先生のお直しで、お直しされたところは消しゴムで消して、ペンの上からたどっています。



一日1ページは一年生にとってはちょっと負担になります。そこで、宿題以外の練習はさせず、私は励ましたりと褒めたりすることに徹しました。頑張れ!頑張れ!途中、おじいちゃんとおばあちゃんに電話して、頑張っていることを報告し、おじいちゃんとおばあちゃんにもとにかく褒めてもらっていました。
練習したら、とにかく褒めて、褒めて、褒めるましょう。いろんな人に褒められると子供のやる気がアップします。



アドバイスは最小限にとどめた方がよいでしょう。5回褒めたらひとつアドバイスを入れる程度、「次はここをこうしてみたらもっとよくなりそうだね!!」くらいでも十分だと思います。私の場合は、先生のお直しがあるので、家ではほとんどアドバイスをせず、少々見た目の悪い字でも修正はしませんでした。



一年生の終わりには、ここまで字が上達しました!筆圧も強くなって、字の形も上手にとれるようになり、お直しが入る頻度もぐっと減ってきました。一年間頑張った結果です。先生、ありがとうございます!
先生が、無理のない練習課題を毎日だしてくれて本当によかったです。



学校の宿題がない場合は、毎日1ページかそれ以下でもいいので無理のない程度で少しずつ練習してみるといいかもしれません。量より質。 短時間でよいので子供が「きれいに書こう!!」という意欲を持って練習することが重要です。



2年生になると、上手に書けた子は先生にみんなの前で褒められたり、上手な子の代表として書いた字が飾られるようになりました。うちの子は、上手な子代表になりたい!先生の褒めてほしい!と思ったようです。毎日、腕が疲れても頑張ります。漢字の書き取りに一時間かかることも珍しくありませんでした。そこまで、頑張らなくてもいいんじゃないかなと親の方が思ってしまうほど頑張りました。


頑張った結果、教室に書いた字を飾ってもらったり、書初めで賞状をもらうことができました。褒められるだけではなく、子供自身が目標を見つけるとますますやる気がアップするようです。



教室で張り出されたり、書初めなどのコンクールで賞をもらったりなど、評価が得られる機会があると子供に目的意識が芽生えますので、是非そうした機会を増やしてあげてくださいね。 段や級が上がっていくなど、上達度をランク化してくれる通信講座などもおすすめです。


課題提出で段級位認定 小学生の【学年習字】硬筆&毛筆 



基本的に文字の練習は、鉛筆と紙、お手本があれば家庭でも練習することができます。是非、こちらで紹介した方法で普段から練習をしてみてください。


ベストセラー みるみるうまくなる 9マス美文字練習帳


長期休みで練習時間を確保・日々の練習時間は短めに!!


長期休み用の宿題はでるものの、文字の練習の課題は少なく、練習時間がぐっと減ってきました。一方、長期休みは比較的時間の余裕があります。



長期休暇を利用して、文字の練習をすることにしました。我が家で使ったのは、おばあちゃんのプレゼントです。上手に書けたらみせようねーとお話したら、嫌がらず練習してくれました。



1年生の練習帳の中身です。薄い線上を2回たどる→点線で四つに区切った欄で練習→白紙の欄で練習
という手順で練習します。ちょっとたどたどしいですが、頑張って書いてくれています。



2年生の練習帳の中身です。1年生のころよりも筆圧が高く、しっかりした字になっています。



1年生は、全部頑張ってくれましたが、2年生では、形をとるのが苦手な字のみを選んで練習する方法にしたので、空欄が結構あります。練習の成果があって、苦手な文字がちょっとバランスの良い字に変化したように思います。不思議なもので、練習してない文字もきれいに書けるようになりました。


注意点は、長期休みでついついたくさん練習してほしくなりますが、 量より質を重視。無理させない方が長続きするようです。日々の練習時間は短めにしてくださいね。


また、親としては「もう少し、こう書いてくれたら……」なんて思いがちですが、あまり細かいところを注意するよりも練習したら、褒める!!褒める!!褒める!!を実践してください。また、低学年のお子さんにはやり切ったページにご褒美シールを貼ってあげるとさらに効果的です。



基本的に文字の練習は紙と鉛筆があればできるので、無理に教材を買う必要はないのですが、もし購入されるのでしたら、ページの少なめの数日でやり切れるものがおススメです。一冊やり切ったという達成感が得られ、子供のまたやろう!!という意欲を刺激してくれます。




最後に注意点としてですが、字の練習は、お子さんのレベルよりもやや易しめのものから始めた方が子供の満足度が高くなる傾向があるようです。長期休暇だからということで無理な練習をさせないようにしてくださいね。むしろ長期休暇だからこそ振り返りの練習が大切です。


もちろん、お子さんが難しい字に挑戦したいという場合はどんどん進めてもらいましょう。お子さんに合わせて楽しく練習を進めてみてください。


1・2年生の漢字をマスター! 小学生の美文字練習帳




まとめ


字がうまくなるには習字教室に通わなければならないと思いがちですが、そうではないように思います。習字教室に通っているから字がうまくなるわけでなく、習字教室に通っている子供は、綺麗に書きたいと思って練習をしているからでしょう。


うまくなりたいと思っていると練習の質があがります。また、教室に通うことで練習量を確保することができます


つまり、字がうまくなるためには、✔練習の質 ✔練習量 が大切だということ。この2点さえ気をつければ、子供の字は上手になります。家でも十分対応可能、今日から実践可能です。焦ることなく毎日少しずつ練習してみてくださいね。


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