【小学生の初めての自力読書】脱・読み聞かせ!無理なく自然に一人読書へ導く三つのコツを紹介


読み聞かせをしていた子供ほど読書をする傾向が高くなったり、ストレスの緩和、対人関係の向上などの改善効果があるなど、読み聞かせがもたらす良い効果についてはよく耳にします。子供が望むだけたくさん読み聞かせしてあげるというが理想的なのかもしれません。


しかし、理想の裏には、親の時間や行動が制限されるという現実があります。絵本であればOKでも、小学生向きの児童書にもなると、読み聞かせの負担も大きくなってくるでしょう。 正直、一人で読んでくれたら助かる!!という親御さんも多いのではないでしょうか。


こちらでは、子供を無理なく一人読書へ導くコツを紹介しています。小学生になっても全く一人読書をしなかったうちの子が、一人読書を始めたきっかけをヒントにしてまとめました。是非ご覧ください。



本好きなのに一人読書をしなかった原因と一人読書を始めたきっかけについて【うちの子の例を紹介】


我が家には、小学校に上がっても一人読書しなかった子もいれば、4歳ちょっとで一人読書に熱中した子もいます。同じ家庭に育った兄弟でも、個人差が大きいようですね。読み聞かせから一人読書への移行のタイミングは一律に〇歳が目安とはいかないようです。


うちの子の一人は、読み聞かせが大好きで、字が読めるようになっても自分で本を読むことは全くありませんでした。そして、親の都合など一切顧みないという天真爛漫なうちの子にほぼ強制的に毎日毎晩読み聞かせをさせられていました(笑)。1冊2冊なら頑張れても、3冊、4冊、5冊と増えてくると……いろいろと限界になります。正直、少しくらいは一人で読んでくれるようになるといいな~と思っていました。



お父さんの読み聞かせが特にお気に入りでしたが、ちょうど6歳~7歳くらいのころ、お父さんが、仕事が忙しくて不在の時間が長くなりました。


代わりにお母さんが読み聞かせする時間が増えました。お父さんは頑張り屋さんで長く読み聞かせに付き合ってくれますが、私=お母さんは怠け者でした(笑)。「この本を最後まで読むの大変だな~。ちょっと休ませて~~~。」


すると、子どもの方から「疲れたら交代するから、ここまで読もう!!」と妥協案を出してくれるようになりました。そしていつの間にか、親子で「一文ずつ交代読み」や「段落ごとに交代読み」という本読みスタイルが誕生しました。


また、お母さんは、お家の用事が入ってきます。「赤ちゃんが泣き始めた……」「そろそろご飯の支度が……」「お父さんから、メールが来た…」と中断しているうちに、待ち時間が増えてきました。待ち時間は、本の前でじっとしているか、待ちきれず自分一人で読んでみたり…。赤ちゃんに絵本を読んであげる時に一緒に聞いたり、そばで別の本を読んでみたり…。


読み聞かせ、親子読書、一人読書を行ったり来たり。小学校1年生の終わりころから少しづつ一人で読書をするようになり、今では、無類の本好き小学生となりました。


うちの子の場合、読み聞かせが好きなのに一人読書をしなかったのは、本を読むのが嫌なのではなく、“一人で読む”ことが寂しかったというのが理由だったようです。うちの子は、一人遊びもあまりせず、お友達と遊ぶか親と遊ぶか、誰かと一緒に何かをすることが好きな子でした。


当時はうちの子らしい理由だと思ったものですが、確かに、なんでも誰かと一緒の方が楽しいのは事実です。実はこういうお子さん多いのではないでしょうか?原因がわかれば解決策が見つかる場合も多いものです。うちもそうかも?と思い当たられた方、是非下記の項もご覧ください。


読み聞かせから一人読書へと導く三つのコツとは?

読み聞かせが好きなのに一人読書をしないのは、本を読むのが嫌なのではなく、“一人で読む”ことが寂しいと感じている場合があるようです。もし寂しいことが理由なら、読み聞かせから一人読書へ導くコツは三つあります。



①一人読書であっても“孤独にしない”ことです。
✔「一文ずつ交代読み」や「段落ごとに交代読み」で一緒に本を読む
✔そばで見守る (用事をしながらでも可能)
✔親も同じ本を読んで、本の感想を聞いてあげたり、話し合ったりする


など、子供の読書をお手伝いできることがたくさんあります。本を読むという体験を親子で共有しましょう。兄弟がいれば、同じ空間で違う本を読むというのも効果的です。



②一人読書を始めるタイミングを親が決めないことです。


子供は、字が読めるようになれば、一人読みをするようになるわけではないように思います。 うちの子の場合、読み聞かせ、親子読書、一人読書を行ったり来たりしながら少しづつ移行していきました。


「読める」という技術的な問題と「読みたいと思う」という気持ちの問題は異なります。もう〇年生になったんだから、今日から一人で読みなさい、など、一人読書をするしないを親が決めるのはやめましょう。もう読んでもらえないと思うと子供が不安になり「読めない」「読みたくない」と思うようになります。もしかしたら、本が嫌いになってしまうかもしれません。


いつでも読み聞かせOKという体制を整えておいた方が、安心して本を読んでくれるようになると思います。



③読む本は子供に選んでもらうことです。好きな本であれば、読み聞かせの途中で中断してしまっても、待ちきれずに自分で読み始めることが多いです。漫画でも図鑑でもOK。良書を読まなくてはとこだわることもありません。子供が好きな本を選びましょう。


以上、読み聞かせから一人読書へと導く三つのコツを紹介しました。良かったら試してみてくださいね。


【小学生の初めての自力読書】まとめ

子どもを本好きにするには“読み聞かせ”がいいと聞きますが、読み聞かせはいつまで続けるものなのでしょうか。うちの子は、小さいころから全く一人読書をせず、声が枯れるまで読み聞かせをしていたのですが、小学校1年生の終わりころから少しづつ一人読書をするようになり、今では、無類の本好き小学生となりました。読み聞かせからなかなか卒業しない子でも、段階的に一人読書の時間を増やすことで無理なく読み聞かせを卒業できると思います。


あんなに大変だったのにいつの間に一人で読めるようになったんだっけ?と思い返したことが、改めて「読み聞かせ」について考えるきっかけとなりました。我が家の場合、思ったことはどんどん口に出す&行動に起こすうちの子のおかげで、親が導きましたというよりも、親が教育されたような形になっています(笑)。


振り返ればあっという間というかもしれませんが、その過程の途中では、心配したり、疲れたりするものだと思います。うちの子が、大人しいお子さん、まだ思っていることを上手に表現できないお子さんの代弁者となってくれることを期待して、我が家の例が少しでもお役に立てればうれしいです。




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