小学生おすすめのプレゼンテーションコンクールと講座


ビジネスにおいてプレゼンの能力は必須。小学生のうちからプレゼンテーションスキルを身に付けておけば、将来きっと役に立つに違いありません。


プレゼンテーションには、実際に手を動かして体感で学んでいくことがたくさんありますので、スキルアップの為には、実際にやってみるしかありません。そして、単にやってみるというだけではなく、より実践に近い形のプレゼンテーションを経験することがスキルアップへの近道となります。


そこでこちらでは、実践的なプレゼンテーションを経験できる、小学生向けのプレゼンテーションコンクールやプレゼンを学べる教室・講座をまとめて紹介しています。


また、後半では、実践的なプレゼンテーションほど効率よくスキルアップできる理由について解説しています。プレゼンテーションを嫌というほど経験してきたお母さんが、自らの経験で感じ取ったことを具体的に記載していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。



小学生おススメのプレゼンテーションコンクールと講座


プレゼンテーションの練習はお家でも可能ですが、よく知っている人を前にするとなかなか本気で取り組めないものです。


小学生のうちに本格的なプレゼンテーションを経験するには、小学生向けのプレゼンテーションコンクールに挑戦するという方法があります。


プレゼンテーションに力を入れている学校では、学校単位でコンクールを開催したり、申し込んだり、特別な講師を招いて講座を開催するなど、学校で本格的なプレゼンの機会を持てる場合もあるようです。積極的に参加しておきましょう。



こういった機会を利用すれば、大勢の人、普段あまり接する機会がない人を相手にプレゼンすることになります。身近かな人に向けてプレゼンするのと比較すると、本気度・緊張度が比べ物にならないくらい上がってくるでしょう。適度なプレッシャーは子供のモチベーションをアップさせ、自ら考え取り組むという主体的な行動を促します


また、プレゼンテーションを乗り越えた後は、「できた」という経験が、自信へとつながり、さらに前向きに物事に取り組めるようになります


しかし、いきなりコンクール出場となるとしり込みしてしまうお子さんも多いかもしれません。また、親御さんが忙しくて時間がない、プレゼンテーションの経験が少ない場合などは、子供のサポートに不安を持つこともあるでしょう。


そういう場合は、 プレゼンテーションを学べる小学生向けの教室・講座を受講するという方法もあります。対面式やオンラインなどいくつかの講座がありますので、是非ご検討ください。





✔ 小学生向けプログラミング【テックキッズスクール】 最終日にプレゼンテーションあり
✔ Kids PresenStation オンライン
✔ ジュニアリーダーアカデミー オンライン小学生向け・プレゼンテーション講座




緊張感の高いプレゼン経験がスキルアップに効果的


プレゼンテーションのスキルアップのためにはやってみるしかないのですが、ただ単にプレゼンをしているだけではあまり効果は期待できません。気楽なプレゼンテーションを100回経験するよりも、たった一回でもオフィシャルなプレゼンテーションを経験した方が格段にスキルがアップします



私は学生の頃、学会で研究発表をする機会が多かったのですが、その中でも、国際学会などの大きな舞台で、プレゼンテーションを行うことが決まったときの緊張感は別格でした。緊張感から、事前準備にも自然に熱が入り、いつも以上に入念にチェックしました。会場の下見はもちろんですが、可能な場合は実際の会場でリハーサルを行ったりしていました。


こういった経験を通して実感したのは、オフィシャルなプレゼンテーションほど念入りに事前準備を行うということです。



小学生は、せいぜいクラスメイトの前でしかプレゼンする機会しかありません。しかし、コンクールでは、大勢の人、普段あまり接する機会がない人を相手にプレゼンすることになります。身近な人に向けてプレゼンするのと比較すると、緊張度が比べ物にならないくらい上がってきます。


他人に促されるのではなく、自分自身で想像力を膨らませ、いろいろと試行錯誤をしながら準備を整えていくことになるでしょう。



プレゼンテーションは、事前準備で8~9割方決まるので、プレゼンが上手い人ほど、しっかりとした事前準備と練習を行っています。話す内容や資料を準備するのは当然ですが、考えるのはそれだけではありません。聞き手がどのような人たちなのか、会場の大きさ、舞台の配置など、実際にプレゼンを行う場面を具体的にイメージしてリハーサルを行います。



こういった大きな舞台を経験すれば、どのように何を準備すればよいかという事前準備のコツも身に付きます。さらに、入念な事前準備が良いプレゼンテーションへと繋がっていくということを子供自身が実感できれば、子供にとってプレゼン前は入念な準備をするのが当然のことになるでしょう。


学校や家で本気でプレゼンテーションといっても普段の環境ではどうしても本気で取り組めないものです。小学生のうちに、本格的なプレゼンテーションを経験させておきたいと考えている親御さん、プレゼンテーションに興味があるお子さんは是非一度、コンクールの出場にチャレンジしてみてはいがかでしょうか?コンクールに挑戦することによって、子供たちがプレゼンテーションについて本気で考えるという貴重な体験をすることができます




大人の立場からすると、コンクール本番の発表が少しくらい失敗してもそれを糧にできればOK!と思ってしまうかもしれませんが、あまりにも負担が大きいと、苦手意識に繋がってしまう恐れもありますので、ある程度のサポートが必要です。


コンクールに向けて子供のサポートをしておきたいと考えている親御さんに向けて、プレゼンテーションの事前準備としてチェックすべきポイントをまとめていますので、よろしければご覧ください。






目標を持つとプレゼンテーションスキルがどんどん上達する


プレゼンテーションのスキルアップのためにはやってみるしかないのですが、ただ単にプレゼンをしているだけではあまり効果は期待できません。プレゼンをなんとなく100回経験するよりも、たった1回でも目標をもったプレゼンテーションを経験した方が格段にスキルがアップします



私の場合、博士号取得に関わるプレゼンや就職面接で行われたプレゼンは、その合否によって今後の人生が変わるので、かなりの緊張感を持って本気で取り組みました。勤務先は成果主義が徹底した社風でした。プレゼンテーション会議で自分の企画案が通らないと自分の存在意義がなくなることはもちろん、部署の存続も危うくなるというかなりシビアな現実が待っていました。企画案を通すことを目標に、調べることは調べ、準備できることは全て準備し、考えられることの全てを総動員してプレゼンテーション会議に挑んでいました。


こういった経験を通して実感したのは、目標をもってプレゼンテーションするほど主体的に考えるようになるということです。



プレゼンテーションというと資料の作り方、話し方などのテクニックの話になってしまう場合がありますが、プレゼンテーションの本質は、自分のプレゼンで聞き手に訴えかけ行動を促すことです。合否を決めるプレゼンでは合格をもらうこと、企画提案なら採用されることがゴールになります。


そのために、大切なのは【中身】です。


聞き手に納得してもらうには、そこに新しい発見や発想がなければなりません。新しい発見や発想は、自分で生み出さなければなりません。そして、それに対する自分の意見を伝えなければ、聞き手の気持ちを動かすことはできません。



プレゼンの本質について実体験から学ぶためには、目的を持ったプレゼンテーションを経験することが必要です。小学生なら、これが面白かったよ!これからこうしたい!という自分の気持ちが聞き手に伝わるプレゼンに挑戦してみてはいかがでしょうか?



大切なのは【中身】ですが、だからといって中身さえよければ良いというわけにはいきません。例えば、本気でデザインを考え、一目一目縫って仕上げた洋服を贈り物として準備したのに、丸めてスーパーの袋に入れてしまっては、もったいないことになります。せっかくなら丁寧なラッピングを行うこと、つまり、中身の価値に相応しいプレゼンテーションをして相手の気持ちに訴えかけることも必要となります



プレゼンテーションのテンプレートはある程度決まっており、たいていは、「イントロダクション(背景)」→「メイン」→「エンディング」という3要素で構成されています。企画提案なら、「イントロダクション」で問題提起、「メイン」に企画のコンセプト・実施案・予算・スケジュールなどを盛り込み、「クロージング」では、重要ポイントを繰り返したり、企画メンバーなどを紹介したりします。研究発表なら、「イントロダクション」で研究の背景、「メイン」に、実験方法、実験結果などが含まれ、「クロージング」では、重要ポイントを繰り返したり、結果の考察、アクノレッジメントなどを述べたりします。


将来、どんなプレゼンをするようになるかはその後の選択次第ですが、肉じゃかができればカレーやシチューも作れるようになったように、一つのプレゼンテーションの型を経験してしまえば、後は応用するだけです。一つのプレゼンの経験が将来のいろんな場面で役にたつでしょう。



家で本気でプレゼンテーションといっても家族相手ではなかなか本気で取り組めないものです。小学生のうちに、本格的なプレゼンテーションを経験させておきたいと考えている親御さん、プレゼンテーションに興味があるお子さんは、小学生向けのプレゼンテーション講座を利用してみるのはいかがでしょうか?専門的に教えてもらえる講座を利用すれば、正式な発表の機会が与えられます。


プレゼンテーション講座の受講によって、子供たちがプレゼンテーションについて本気で考えるという貴重な体験をすることができます。対面式やオンラインなどいくつかの講座が受講できますので、是非一度検討してみてください。



✔ 小学生向けプログラミング【テックキッズスクール】 最終日にプレゼンテーションあり
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✔ ジュニアリーダーアカデミー オンライン小学生向け・プレゼンテーション講座

最後に


日々プレゼンテーションを行っているビジネスマンと違い、小学生の場合、いわゆる”プレゼンテーション”をする機会、見る機会は多くありません。しかし、もし一度でもプレゼンテーションをしてみたら、子供たちがみる日ごろの風景がぐっと変わってくることになるでしょう。


例えば、次回のプレゼンのテーマは何にしようかと思いめぐらせながら、僕ははこんなことが好きなんだなとか、私はこれが得意だ、将来はこんなことがしたいなど、自分の強味弱み・個性・希望など様々なことを考えるようになるかもしれません。自然と周りのお友達の長所や特徴にも目が行くようになるでしょう。ただ何となく過ごしているよりも毎日がとても楽しくなりそうですね。


プレゼンテーションという論理的思考力や聞く力、話す力など学力の要素に注目が集まりがちですが、それ以外にも✔自己理解・他者理解が深まる ✔事前準備の大切さが学べる ✔成功体験で自信がつく など子供の成長に大切な様々なことを学ぶことができます。


しかし、現在のところまったく関心がない、絶対嫌だというお子さんもいるでしょう。もしかしたら、ちょっと慎重なお子さんは、人前だと緊張するので嫌だと思っているのかもしれません。ただ単に、プレゼンよりももっと楽しいこと、遊んだりゲームしたりなどを優先させたいだけかもしれません。無理をさせるとかえって逆効果になるかも?と感じたら、とりあえず先送りにしてみるというのもアリです。


先送りというと「何もしない」というネガティブなイメージがありますが、そうではありません。子供が興味や関心をもつ「きっかけ」を与えるのは親の役目です。実際にパワーポイントを使っているところを見せたり、「プレゼンはこんな場面で役に立ったよ」「こういう仕事で使うよ」など具体的な事例を教えてあげたり、次回の家族旅行の計画をパワーポイントで一緒にまとめたりなど、たくさんの「きっかけ」を作ってあげてくださいね。


コンクールや講座への挑戦はちょっと敷居が高いと思われた方、今は低学年なのでもう少し先で検討したいという方に向けて、もう少し気軽にプレゼンテーションの練習をする方法や家庭での指導のについて紹介しています。学年別に具体的にどのようなことをすればよいのかについてもまとめていますので、よろしければご覧ください。