小学生の漢字検定・受検した感想/自信で漢字好きになった!


漢字検定は日本漢字能力検定が主催している検定試験です。就職・転職時に履歴書に記載できる資格の一つですが、小学生にもおススメの検定です。


我が家でも子供の希望で漢字検定を受検したところ、ますます漢字好きになってくれました。


こちらでは、我が家で漢字検定を受検した感想、受検の留意点などについて紹介しています。




漢字検定に興味を持ったきっかけを紹介


お父さんの本棚を見ていて、子供が見つけてしまった「漢字検定」の本です。我が家では、お父さんが、漢字好きが高じて検定にチャレンジしたことがありました。ちなみに、全くの趣味で、お仕事には何の関係もありません。


「これ何?」
「お父さんは漢字検定の級を持っているんだよ!えっへん。」
「そういえば、○○ちゃんも漢字検定受けたって言ってた!!受けてみたい!お父さんには負けないぞ!」
とすっかりやる気になってしまいました。


「受けてみたら?」直接と勧めるよりも、一緒に受検する、もしくは受検した体験談などの方が、子供の関心を引くことができるようです。


『漢字検定』は、1年生から6年生までの各学年で習う漢字ごとに級が設定されているので、漢字習熟度の目安になります。さらに、合格を目指して勉強すれば、漢字の基礎固めができます。 『漢字検定』の開始は昭和50年。現在では、一斉に学校で受験させる小学校もあるほど一般的な検定です。



漢字検定 問題集


【日本漢字能力検定】漢字検定の申し込み方法

一人よりも、親と一緒になど、誰かと一緒に漢字検定受検を目指すとやる気もアップします。一緒に勉強するのも楽しそうですね。親子で合格を目標に頑張ってみてはいかがでしょうか?


漢字検定は、年齢学歴に関係なく、誰でも受検可能です。本試験は年3回実施されています。


学校や塾など、団体で案内は来る場合は、会場が学校だったり、塾だったりするので、受検しやすいかと思います。そちらを経由して申込むのをお勧めします。個人で、申し込む場合は、オンラインが便利です。申込時期によって、変更されていることがあるかもしれませんので、最新情報は、公式サイトでご確認ください。


個人受検 | 日本漢字能力検定


【日本漢字能力検定】漢字検定の難易度と注意点


漢字検定では、1年生から6年生までの各学年で習う漢字ごとに級が設定されています。難易度は、以下のようになっています。

漢字検定10級(小学校1年生終了レベル)
漢字検定9級(小学校2年生終了レベル)
漢字検定8級(小学校3年生終了レベル)
漢字検定7級(小学校4年生終了レベル)
漢字検定6級(小学校5年生終了レベル)
漢字検定5級(小学校6年生終了レベル)
漢字検定4級(中学校在学中レベル)
漢字検定3級(中学卒業レベル)
漢字検定準2級(高校在学レベル)
漢字検定2級~1級(高校卒業~一般レベル)


公式ページには一般レベルとの記載がありますが、1級は一般ではありません。
この字って何?見たことないっていう難しい難しい漢字が出題されます。公式サイトを見ると、満点合格の方はなかなか出ないようですね。


検定は、字の上手・下手で、採点されることはありませんが、くずしたり、雑に書いたりしたら、点にはなりません。文字は、「楷書」で「丁寧」に書く必要があるそうです。基本、学校で習うのは楷書なので、丁寧に書けばです。小学生には、「丁寧に正しく書く」というよい訓練になりそうですね。



各級の出題内容の詳細はこちらを参考になさってください。


各級の出題内容と審査基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定





【日本漢字能力検定】検定時間、会場、料金等について紹介


検定時間は、1~7級は60分間、8~10級は40分間です


受験料は、5~7級が2000円、8~10級が1500円です。準2~4級は各2,500円。級とともに値段が上がります。


試験会場は全国180ヵ所用意されているそうです。申込時に受検地区の選択はできますが、受検会場の指定はできません。希望の受検地区が満員の場合、希望と異なる地区での受検となる場合があるそうです。しかも、希望と異なる地区・受検会場となっても、申込後のキャンセルはできません。うちの場合、ちょっと遠くで受検することになりました。


受験会場には、大人は同席できません。また、控え室がない場合もあるそうです。うちの場合、子供の受検中は、近くのカフェと本屋さんで時間つぶししていました。


本当は、お父さんと一緒に受検したかったんですが、受検会場が指定できないこと、検定レベルで受検時間帯が異なることもあって、同日受検は諦めました。


申込時期によって、変更されていることがあるかもしれませんので、最新情報は、公式サイトでご確認ください


検定料と検定時間 | 個人受検 | 日本漢字能力検定


受検会場 | 個人受検 | 日本漢字能力検定



小学生におすすめの漢字検定の勉強法・我が家の場合


我が家で実施した漢字検定のお勉強方法について紹介します。


受検を決めたのは、3年生の時です。当時は、小学生で習う漢字は8割か9割がた覚えてしまっていたので、もしかしたら5級でも大丈夫かなというところでした。


親としては、自然に覚えてくれるのはうれしいのですが、基本お勉強は学校を中心に進めてほしいと考えていました。漢字検定のためだけに、詰め込みをしてほしくありません。とはいえ、お勉強しないで、万が一落ちたりしたら、すっかり落ち込んで自信をなくしてしまうかもしれません。


そこで、受験を決めた時点で、ほぼ100%覚えてしまっている小学校4年生レベルの漢字検定7級にしようということになりました。


8級9級10級は、問題用紙に答えを直接書き込む形式で、マークシート形式の問題はありません。しかし、7級からは、マークシート形式が入ります。マークシートなんて見たこともないうちの子には、ちょっと心配です。そこで、過去問でお勉強することにしました。
過去問を解けば、名前を書く場所やマークシートの記入の仕方なども練習できて、慣れておけば本番でも落ち着いて実力を発揮できそうです。



我が家で購入した過去問はこちらの実物大の過去問(7級)です。漢字検定日まで、空いている時間で過去問をすることになりました。初めての過去問練習では、マークシートの記入方法がわからずまごまご。形式がわからず失敗してしまった部分もありました。形式で間違うと大量に得点を失うので大変です。


受検をする前に、実物大の過去問での予行練習は必須です。


漢検 実物大過去問 本番チャレンジ!



公式HPから漢検の過去問題をPDF形式でダウンロードできます。
問題例 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定



7級の出題内容は、漢字の読み、漢字の書き取り、部首・部首名、筆順・画数、送り仮名、対義語、同音異字、三字熟語となっています。検定することを決めたら、必ず合格するよう、苦手なところ、不得意なところの傾向と対策を練っておくことをお勧めします。


各級の出題内容を事前に確認しておくことをお勧めします。

各級の出題内容と審査基準 | 漢検の概要 | 日本漢字能力検定






【日本漢字能力検定】漢字検定結果が届くのはいつ?



検定結果資料は検定日の約40日後に届きます。合格するかどうか検定結果が届くまでは、親子でちょっと緊張しましたが、無事に合格できてとてもうれしかったです。子供としても、達成感があったみたいで、もっと漢字が好きになってくれました。上の級も、受検したいと言っています。



合格証書もついています。満点の人には、なんと満点合格証書がもらえるようです。
うちは2問不正解のため、残念ながらもらえませんでしたが、こんな証書がもらえたらお勉強の励みになりますね!


まとめ:【日本漢字能力検定】実際に子供が受検した感想 おすすめする理由3つを紹介

子供が漢字検定を受検した感想は「受検して良かった!」でした。私が、漢字検定を小学生に漢字検定をおすすめする理由は以下の通りです。


漢字検定・小学生におススメする理由 1.5級(小学6年生程度)から10級まで(小学1年生程度)学年別に適切な難易度が設定されており、漢字検定を通して、基礎的な漢字の能力が身につく
2.試験に向けて漢字を勉強しようという意欲がわく(自主学習への習慣)
3.努力が合格に繋がると、子供に自信がつく


ただし、留意点もあります。無理やり受検の勉強をさせてしまったり、受検した結果不合格だったりすると漢字に哀しい思い出が付きまとい、漢字を嫌いになってしまう恐れがあります。気をつけましょう。



漢字検定・留意点 1.受検するのは、本人が希望した場合に限ること
2.必ず合格するようにサポートすること


受検レベル、受検時期などお子さんと相談してみてくださいね。






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公益財団法人 日本漢字能力検定協会HP
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